過去の失敗が怖いあなたへ。バックミラー症候群を乗り越える4つの方法

潜在意識

「変わりたいのに、動けない。」

そんな自分を責めたり、諦めたりしていませんか?

私も、同じように過去の失敗に縛られて、一歩を踏み出せずにいました。

でも、そこから抜け出す方法がちゃんとあるんです。

今こそ変わりたい人に、自分がどん底から変わってきた経緯も含めて共有していきます。


過去に囚われる「バックミラー症候群」

バックミラー症候群とは、
過去の失敗や後悔にとらわれることで、前に進むことが難しくなってしまう心理的な状態を指します。

この名前は、車のバックミラーに映る「過去の景色」ばかりに気を取られ、

進むべき「前方」へ注意が向かなくなる様子に例えられています。

つまり、過去の自分を基準にして物事を判断することです。

私も以前はこの思考法でした。


私の体験談 – 過去に囚われた日々

私自身も、かつては過去の失敗を思い返してばかりで、新しい一歩が踏み出せない時期がありました。

特に高校生の頃、1度の失敗から逃げ続けた人生を送っています。

詳しくはこちらの記事で『逃げ続けた人生』を晒していますので、ぜひご覧ください。
サッカー部を辞めた日から始まった僕の『逃げて変わった人生』

その大きな失敗(自分にとっては)以降、
「失敗したらどうしよう」「チャレンジしたくない」という思いが頭から離れませんでした。

「自分はこういう人間だから」と、挑戦する前に諦めてしまうクセがついちゃっていたんです。

過去の自分に囚われて、自分には向いていないとか、自分にできるわけがないと判断していました。

状況は以前と違うはずなのに。

過去の自分を基準にしては、できないのは当たり前です。

今の自分にできないからこそ、チャレンジするのであり、そうでないと成長はしていけません。

そのことに気付けたのはだいぶ後、初めての職場を辞めてからでした。


今では、そんな状況を抜け出し、チャレンジすることに億劫にならないようになれました。

自分の経験を基に、
過去に囚われずに自分を変えていける方法を4つのステップにしてお伝えします。

「過去の呪縛」から自由になる!4つの実践ステップ

自分が「失敗したらどうしよう」「何となく不安」から抜け出せたときにやっていたことを振り返り、皆さんに共有していきます。

1. 過去をリセットするために「書き出す」

まずは、後悔や失敗を一度書き出してみましょう。

辛く大きなハードルになりますが、一番大事なステップとなります。

これは自らに打たれている過去の楔を確認する作業です。

ポイント

  1. 「どうせ誰にも見せないんだから、ノートにぐらい素直に書き込もう」と念じる。
  2. 「過去にどんな失敗をして、何を恐れているのか」をノートに書き出す。
  3. 「今の不安、恐怖はどこから来ているのか?」を考える。

少し実体験を基にお話しします。


私の場合

前職で鬱になり、2回目のニートになった時に、ようやく自分と向き合う時間を取りました。

「自分は何をしたいのか?」
「自分は何が嫌なのか?」

とても苦しい作業でした。

最初から答えが出てくることはありませんし、
何なら正解があるようなことではありません。

私にとってのトラウマを自ら掘り起こしているのです。
心臓がギュッと掴まれて息がしづらい。

当然、苦しい作業です。

しかし、必ず自分自身で蓋をしていた感情に出会えます。
先ほどの『逃げ出した人生』も、そのときに記憶が蘇ってきたものです。

その感情が楔でした。

その感情に気付いたとき、フッと心が楽になったのを覚えています。

「過去は過去、今はまた違う状況だ」

そう思えたのです。

あなたは、どんな感情や出来事を書き出しますか?


2. 小さく小さく新しいことをしてみる

過去の楔を知り、今との違いを理解しても、急には変われません。

次は少しずつチャレンジしていくことをオススメします。

  • 知らない道を通ってみる
  • 買ったことない商品を試してみる
  • 友達を遊びに誘ってみる

失敗してもダメージが少ない物事から取り組んでみると、変化すること自体が怖くなくなってきます。

よくコンフォートゾーンを広げるとか、小さな成功体験を積むと載っていたりしますが、自分はこんなレベルでも広がっていたのを感じてます。

そして、その日でも今週でも、自分がやった小さなチャレンジを振り返ってみると、成長している確認ができて、やるじゃん自分!と嬉しくなりますよ。


私の場合

幸い、その当時は先述の通り無職ですので、時間はありました。
働いていた時は何もする気力が無かった為、貯金もありました。

その時は何も考えずに遊びに遊びまくってました。

旅行から帰ってきて2日後にはまた旅行に。
1カ月に数か所登山して富士山登頂。
漫画喫茶で1日中気になっていた本を読破する。
スーパー銭湯にほぼ住む。
自転車でキャンプや離島。

とにかく、やってみたいこと行ってみたい場所から片っ端に。

チャレンジすることが怖かった自分が、こんなに行動的になるとは思ってもいませんでした。

しかし、とにかくやってみるを繰り返すうちに、大きな1歩も怖くなくなってきたのです。

これがステップ2【小さく小さく新しいことをしてみる】となりました。


3. 大きな目標よりも、今やれることに集中する

『バックミラー症候群』の方は、先のことを考えすぎたら不安になってしまっています。

それもそのはずで、
未来はその延長線上しかありません。
暗い過去を基準に見たら、明るい未来は見えづらくなります。

それが、
「何となく不安」
「このままではいけないのはわかっているけど…
」に繋がってしまっています。

2ステップの「小さな変化を起こし続けることに集中してみる」をオススメします。

今やりたいこと、今やれることに集中して取り組んでいくと、目標というものは徐々に見えてくるものです。


私の場合

無職のとき、不安になったときもありました。

しかし、良い気分でいる時は「次はどんなことやろうか?次はどこ行こうか?」とワクワクしますよね。

そして、自分と向き合っていくのを繰り返していくと、自分の本音が見つかりやすくなります。

やりたいことやっているときは集中してますし、先のことなんて考えていませんから、不安も感じなかったです。

そうやって自分に向きあっていく内に、目標や本当にやりたいことが湧いてくる。

徐々に
「自分はこれをしている時が気分が良いんだな」
「これを目標としているときはワクワクしているな」と感じることが増えてきます。

振り返ったときに、点と点が線になる

自分はそうやって気付くことが出来ました。


4. 人生の目標を見出す

ここまでできれば、もうバックミラー症候群とはおさらばです。

過去の自分を基準にするのではなく、未来の自分を基準にチャレンジしていくことで成長し続けていくことができます。

そうすれば、自分の可能性に目を向けられて、『本当にやりたいこと』が見出せます。

以前の自分にはこんなこと信じられませんでした。

そんなこと見つけられる人は特別だと思っていました。

でも、そんなこと、ありません。

自分でも見つかりました。

本当にやりたいこと、人生の目標と聞くと壮大に聞こえますが、
日々のやる事に集中していたら、自然とその方向に向かっていました。

ゴール地点というよりも、進む方向が見えたというのが自分の感覚です。

自分はいつの間にか見えていたので、焦らなくても良いと思います。


最後に:今ここから一歩を踏み出してみよう

色んな経験をしてみて点を増やし、自分と向き合う時間を取り、線となる。

そこに気付くには自分との対話をするしかありません。

周りは知らないし、教えてくれないし、ネットには載っていません。

変わりたいと思った今が、その一歩を踏み出すタイミングです。

本当に小さな一歩からで良いのです。

5分だけ、考えてみる。

ノートの端にちょっと書いてみる。

心の余裕がある時を待って、やってみる。

とりあえず、それぐらいでも良いんです。

踏み出したら、どうか自分を褒めてみてください。

どんなに小さくても、過去の自分よりも進んでいます。

過去の失敗は変えられません。

自分はあの寝坊を変えることはできませんし、逃げ続けた人生がある事実は変えられません。

しかし、それがあったからこそ今、明るい未来が見えていると意味付けができています。

それも、今振り返ってみればの話です。

小さな一歩も繰り返していたらいつの間にか変わっていました。

あなたはひとりじゃありません。

私も、あの頃は一人だと思っていました。でも、今こうして誰かに伝えられている。

あなたにも必ず、そんな日が来るはずです。

過去に囚われず、未来を見据えて今一歩を踏み出してみませんか?

何か1つでもキッカケになれば嬉しいです。

一緒に成長していきましょう!

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