「今月はお菓子食べない!朝活をする!禁欲する!」
そう意気込んだはいいものの、中々達成は難しいですよね…
自分も、幾度となく失敗し、試行錯誤を重ねてきました。
今回は、私が実感した、禁欲を成功させるための最も大事なポイントを共有します。
そもそも禁欲とは?
辞書によると、禁欲とは、本能的な欲望、特に性欲を抑えることです。
また、一定の目的や理想を達成するために心身を鍛練することも禁欲と呼ばれます。
ここでは、宗教的な禁欲を除く、心身を鍛錬することを禁欲とします。
その為には、主に以下の3つの欲を抑えます。
- 食欲 ジャンクフード、お菓子、飲酒など
- 性欲 オナ禁やポル禁など
- 行動欲 自分を律するために遊びの誘いを断ったり、二度寝を禁止して朝活をするなど
全て本能に基づくことであり、それらを遠ざけることはとても難しいことはご存知かと思います。
それでも、禁欲を達成しているときの生産性の高さや充実感は代えがたいものです。
メリットとして、
- 集中力の向上
- 生産性の向上
- 健康的な身体
- メンタルヘルスの安定
以上のようなものが挙げられます。
欲求は繋がっている
私はこの欲求を、水を入れたポリ袋に例えます。
水が欲求、ポリ袋が理性です。

欲求によって袋があるのではなく、全ての欲求が1つの袋に入っています。
仮に1つの禁欲を破ったとします。
理性が負けた状態は、ポリ袋に穴が開いたという意味です。
理性が脆いポリ袋であれば、穴が開けば水がもれ始め、やがてその穴は広がっていきます。
このように1つの欲求を満たすと、連鎖的に他の禁欲まで破れてしまうのです。

このように、1つの欲求を満たすと、連鎖的に他の禁欲まで破れてしまうのです。
禁欲を失敗してしまう原因『自己納得』

ここで、失敗してしまうときの、シンプルな例を見ていきましょう。
- コールドシャワーを浴びよう → 今日は寒くて風邪ひいてしまうかも
- お菓子食べるの禁止しよう → 頑張ったご褒美がなきゃやってられない
- オナ禁しよう → この後集中できないかもしれない
自分にとって「これは致し方ないことだ」と納得させるような言い訳を考えつきます。
どうでしょうか、身に覚えがあるのではないでしょうか?
余談ですが、性欲に搔き立てられているときは、20分先のことしか考えられなくなるそうです。
将来のためにとか、未来を見据えた行動を取りづらくなるのも納得ですね。
水漏れを防ぐ2つの方法

では漏れないようにするにはどうすればよいのでしょうか?
方法は2つ
- ポリ袋(理性)を強くする
- 水が漏れたら即塞ぐ
単純にこの2種類になります。
それぞれ意味とその方法を解説していきます。
ポリ袋(理性)を強くする
水が漏れないようにするには、理性を鍛えましょう。
ポリ袋のような理性を鍛えて、金属製のバケツにしてしまえばそうそう漏れません。
現代は便利な故、あらゆる欲求が簡単に満たせてしまいます。
お腹が減れば、手軽に高カロリーの物が得られ、
暇があれば、スマホで手軽にドーパミンが得られる。
過剰なドーパミンは、理性を司る、前頭葉や海馬が委縮することも分かっています。
過剰なドーパミンとは、
- ショート動画を観ること
- 激しい音楽を聴き続けること
- ポルノを観ること
- 多くの糖や脂質を取ること
まさに本能的な欲求で、ついやってしまうことです。
つまり環境によっては理性は弱めることも強くすることも可能なのです。
ここではその方法を2つお伝えします。
メタ認知

メタ認知とは、自分が感じていることを、感じる。
人間にしかできない高次元の機能です。
具体的には、
- 今、自分はお菓子を食べたいと思っているな
- 今、自分はムラムラしているな
- 今、自分はやっても良い理由を考えているな
慣れていないときは、声に出してみると良いです。
自分は何を感じて、今何を考えているのかに意識を集中してみる。
これだけで、自分の欲求に気付けます。
先述の通り、欲求とは本能的なものです。
基本的には理性では抗えません。
高次元なメタ認知をすることで、欲求に気付き、そこでまた理性を使って判断が可能になるのです。
瞑想

瞑想の効果は様々なところで見聞きしたことがあると思います。
脳科学的には、瞑想をすることで理性を司る前頭葉の働きが活発になることが証明されています。
- まずは5分、静かなところでリラックスして座り、1点を見つめるか目を瞑ってください。
- 色んな考えが浮かぶことでしょう。
- その度に呼吸に意識を返します。
- それをひたすらに繰り替えす。
思考していることに気付くこと、これはまさにメタ認知の練習です。
慣れてきたら10分や20分と増やしても良いと思います。
瞑想は是非とも続けてほしい習慣の1つです。
水が漏れたら即塞ぐ
続いて2つ目。
人間ですので、どんなに頑張っても時には欲求に負けることがあります。
その際は、次の対策を取ることが重要です。
漏れた時の対処法を決めておく
先に水が漏れることを想定して、その対処法を決めておくことも有効です。
私の場合、
- オナ禁を破った時 → 友達にAmazonギフト¥500分を送る
- お菓子を食べた時 → 次回はスーパーでお菓子を買わない
- ショート動画で時間を潰した時 → 一度スマホの電源を切る
このように、自分に合った方法を事前に考えておくと、失敗後のリカバリーがスムーズになります。
完璧な自己管理は無い
ここまで読んでいただいた方に、大事なお話です。
こんなブログのこんな記事まで読んでいただいている方は、とても勉強熱心な真面目な方だと思います。
そんな方だからこそ、自己管理を徹底したいと思ってこの記事を読んでいただいているのだと存じます。
ただ、とても大事な事実があります。
それは、完璧な自己管理は無い。ということです。
もし、禁欲を破ってしまっても、
もし、そんな日が続いたとしても、
大丈夫です。
またやり直していきましょう。
決して自分を責めずに、
決してダメだと思わずに、
また始めればよいのです。
1番成長が早い人は、失敗しない人ではありません。
1番、失敗から立ち直るのが早い人です。
失敗しても失敗しても、何度でも立ち上がる。
そんな人こそ魅力的で、かっこいい人だと思います。
一緒に失敗して成長して行きましょう。
この記事で何か1つでも気付きになれば幸いです。
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