「家計簿なんてつけても無駄」と思っていませんか?
あるいは、「続かない」「面倒だ」と感じる方も多いでしょう。
実は、家計簿をつける最大の理由は、単にお金の管理ではありません。
本質はもっと深いところにあります。
10年以上家計簿をつけてきた私が、その「たった1つの理由」を今回はシェアします。
家計簿の本質:価値観を見極めるツール
家計簿の最大の役割は、『自分が何に価値を感じるかを知ること』です。
見返して気づく「自分の価値観」
家計簿をつけることで、何にどれだけお金を使ったかが見えるようになります。
見返すことでこんな発見があるかもしれません。
- 「これ、無駄遣いだったな」
- 「この支出、何に使ったんだっけ?」
さらに踏み込んで考えてみてほしいのが、『自分は何に価値を感じたか』です。
価値観が支出を左右する
そのモノやサービスが『高い』のか『安い』のかを決めるのは人によって異なります。
ある人にとって1万円のディナーが高すぎると感じても、別の人にとっては価値ある体験になることもあります。
家計簿を見返すことで、自分にとって価値あるものを見極める力が育まれます。
家計簿はそれを見返せる良いツールです。
この積み重ねによって価値観は形成されて結果、無駄遣いが無くなるのです。
実体験:価値観が変わった3万円の宿泊体験

例として、少し自分の話をさせてください。
以前、山口県へ旅行に行った際に、自分の中の基準の倍する宿に泊まってみました。
1泊3万円する宿に思い切って行ってみたのです。
結果として、3万円で得た体験は僕の人生を変えるほどでした。
接客接遇から雰囲気から食事から、何から何まで、素晴らしい体験でした。
自分にとって、その3万円は安く感じてます。
値段以上の価値を感じたのです。
その旅行で、ホスピタリティや人の温もり、友人との安らぎの時間、その土地の美味しい食事、に価値を感じるのだと再認識しました。
先日、2年越しに再び同じ宿に泊まりに行かせていただきました。
値段だけ見れば決して安くはありませんが、今回も格別な体験となりました。
もし、山口県へ行かれる際は、脚を運んでみてはいかがでしょうか?
下に公式HPを貼っておきます。
家計簿で価値観を磨く3step
実際に自分が家計簿で価値観を確認しているやり方をご紹介します。
1.家計簿をつける

ここが一番面倒ですので、労力を極力下げると良いと思います。
- 家計簿アプリを使う
- 完璧にやらない(7割程度でもOK)
- 収支は気にしない(支出だけでも良い)
今回は、価値観に対しての家計簿の使い方となりますので、何にいくら使ってのかが把握することがまず大事になります。
自分が使っている家計簿アプリは下記の2種類です。
2. 見返して分析する

月末や月初に1カ月を振り返ります。
- 「何が高いと思ったのか?」
- 「何が安く感じたのか?」
使って後悔したお金と、使って良かったお金。
ここを振り分けていくことが価値観を明確にしていきます。
3. 自分の価値基準を更新する

価値ある支出と感じたものには、次も迷わず投資しましょう。
自分は、先述の大谷山荘に泊まってから、『ホスピタリティに価値を感じる』ということに気付きました。
ホスピタリティには人の温かみがあり、触れることでとても気分よく過ごせます。
旅行だけではなく、サービスを選ぶうえで、少し高くてもホスピタリティがある方に価値を感じるのだと、自分の価値観を更新することができました。
人は値段以上の価値を感じることにお金を支払う
家計簿をつけ、価値観を固めていく過程で気付いたことです。
人は、『値段以上の価値を感じることにお金を支払う』ということです。
モノやサービスを提供するときに大事な考えの1つだと思います。
仕事で提供することが1万円なら、1万円以上の価値を提供しようとする。
もちろん、それに対して相手が価値を感じるかどうかは分かりませんが、
その気持ちで働いていると、価値を感じてファンになってくれるはずです。
自分を安売りするのでは無く、より価値のあるものを提供するようにしています。
まとめ
家計簿の本質は、『価値観を形成し、自分にとって価値ある支出を見極めること』です。
これを読んで「家計簿つけてみようかな」と思っていただけたなら幸いです。
自分の価値観を知り、無駄遣いのない、魅力的な大人を一緒に目指しましょう。
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