ブラック企業を決死に辞めると伝えた話

仕事のこと

職場を辞めるって勇気要りますよね

僕は一度転職をしました

その時はどんな状態だったか

今になってどう思うのか

それを書いていきます

僕の前の職場の話

約7年前、転職をしました

前の職場も鍼灸整骨院で、今と業態は変わりません

この業界は労働時間が基本長く、拘束時間で言うと12時間は軽く超えます

以前の職場も同じようにそうでした

そこは出来たばかりの小さな会社で、院長副院長スタッフ計5名ぐらいでした

開業2年目で僕が入社し、後になってわかりましたが健康保険も厚生年金も雇用保険も入っていないような会社です

ただ院長は特にやる気に漲っている方でした

実は治し方は教えてくれない

実はこの業界は治し方を教えてくれません

学校では試験に受かる勉強を、職場では揉み方や鍼のやり方の練習を

それが当たり前で、治す方法や理論は教えてくれない所や、知らない院もあります

僕が入社したところもそうでした

聞いても理論建てた納得のいく説明はありません

ですのでセミナーに行ったり本を読んで実践する必要がありました

するともちろん、スタッフによって治療技術の差が出てきます

そういう院は世の中にごまんとあります

ただ安くマッサージしてくれるお店に

違った方向の治療を試したりしてましたが、治せない

悔しかったです

症状を抱えていらっしゃるのに治せないし、どうしたらいいのか分からない

治しにいらっしゃる方はどんどん来なくなりました

すると当然、いわゆる保険が使えるマッサージ屋さんを求める人が多くいらっしゃいます

それでも頑張れる

それでも地域で一番の圧倒的な来院数でした

僕はこれも経験だと感じ、誰よりも積極的に治療に入ってました

治せないけど、人の体は触れるのは良い経験をさせてもらいました

そう言い聞かせて頑張れたのは半年が限界でした

理想と現実のギャップ

面接のときは多くの患者さんが治療でき、学べることが多いと言われ

入社した後は揉み方や人を捌く能力は身に付きました

それは僕にとって大きなギャップでした

入社前と入社後のギャップ

最初は日々の忙しさに忙殺されて考える暇も無くなります

僕は半年ぐらいで少しずつ慣れてきて、そのギャップに違和感を覚えました

ギャップは感じなくなってくる

長くはこの会社にいられないと感じましたが、そのギャップは段々と薄れていきます

たぶんこの感覚を感じている方も多いんじゃないかなと思います

「こんなもんだ」「これでも学ぶことがある」

こうして言い聞かせて自分を守っていたのかもしれない

身体の異変

1年経たずして、身体に異変が起き始めました

今考えれば、鬱症状だったなと思います

体調不良が増える

免疫が常に低くなり、熱が続いたり倦怠感が出てました

薬を飲んで出勤していたと思います

何もできなくなる

とにかく疲れていたので寝ることしかしてなかったです

帰ったら玄関で寝ていたこともあります

正直この時期はなにしてたか分かりませんが、写真が趣味の自分がこの期間一切の写真が無いのです

ライトが異常にまぶしく見える

帰り道の車のライト、街灯が余りにまぶしく感じ

雨降ってないのに傘さして目隠しにしたりもしてました

いざ、退職届を

さすがに辞める決心をして、お昼休憩によく行っていたネカフェで退職届をしたためました

が、渡すまでに何度も何度も躊躇しました

怒られるんじゃないか、軽蔑されて居場所がなくなるんじゃないか

そんな不安でいっぱいになり、渡せない日々が続きました

それでも勇気を出して閉院後に退職したいと申し出ました

脚も声も震えていたのを思い出します

冷や汗で頭がガンガンしていたも覚えてます

逆に何を言われたのかは覚えていません

そこから3か月

退職届を提出してからというものの、体調不良は無くなり元気になりました

やる気が出て、ようやく自分が戻った感覚でした

できる限りのことは尽くそうとはして、主任にもなりました

後から考えれば辞めないでほしいというメッセージだったんだと思います

無理はしないでほしい

皆さんも無理はしないでほしい

入社当時は気合で何とかなる

でも確実に身体と心を削っていく

それでもメリットがあると思っても、日々考え続けてほしい

世界は広いと会社の中では気づけない

「石の上にも三年」「履歴書に傷が」「周りがなんて言うか」

そんなことより自分が一番大事

これを忘れないでほしい

まとめ

これを読んで解決になるってことは無いと思う

最終的には悩んでる自身の勇気の問題だ

それでも僕の経験を載せて、少しでもその勇気の足しになれればと思います

僕は今も鍼灸整骨院で働いています

拘束時間は同じぐらいだけど、日々楽しく充実している

環境を変えるのは怖いけど、踏み出すと大きく世界が変わる

皆さんの世界がいい方向に向かうことを祈ってます

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