「第一印象が大事!」とよく言われますが、
実際に“どう大事”なのか、考えたことはありますか?
メラビアンの法則という心理学の理論をご存じの方も多いと思いますが、
多くの人は“見た目が大事”という表面的な理解で止まっています。
でも本当は、この法則を日常や仕事に応用すれば、
自分の伝える力=信頼感・影響力が大きく変わるんです。
今回は、自分自身の体験も交えながら、
「メラビアンの法則」を実生活や仕事にどう活かせるかを一緒に掘り下げていきます。
1.メラビアンの法則と罠
1-1.メラビアンの法則とは?

メラビアンの法則とは、コミュニケーションをとる際の、
言語情報、聴覚情報、視覚情報がそれぞれ与える影響の割合を示した心理学の法則です。
情報の種類 | 割合 |
---|---|
言語情報(Verbal) | 7% |
聴覚情報(Vocal) | 38% |
視覚情報(Visual) | 55% |
この法則は「7-38-55のルール」や「3Vの法則」とも呼ばれています。
(出典:UCLA教授 メラビアンの研究)
1-2.メラビアンの法則の罠「見た目が最も大事」で終わっていませんか?
ここで1つ陥りやすい罠があります。
「視覚情報が最も重要なんだ」
「見た目にこだわろう」
「ただしイケメンに限る」
この理解で終わっていませんか?
メラビアンの法則に初めて触れた当時の自分が正にそうでした。
💡「そうか!清潔感と身振り手振りに気を遣えばいいんだな!」

間違ってはいないのですが、
メラビアンの法則はもっと日常や仕事で活用するべき法則なのです。
2. 容姿だけではない!メラビアンの法則の活かし方
メラビアンの法則は、見た目だけではありません。
日常や、仕事においてもとても役立つものなのです。
私はこの法則を意識してから、こんな変化を感じています。
- 資料作りのレベルアップに繋がった
- 相手にとってどう伝わるか?をより意識できるようになった
- 伝えたいことが明確になった
どのようにして活かしていったのかを共有していきます!
2-1. 仕事で活かす:視覚情報を最大限に使う

営業や接客業の方は、容姿においてのメラビアンの法則を十分に活用していきましょう。
私も接客業ですので、清潔感には気を遣っています。
そして、そうでないお仕事やコミュニケーションを取らない仕事においては、
- プレゼン資料の改善
- メールや報告書での図解・レイアウトの工夫
上記の2つでとても有用です。
このような記事やメールなどの、
文面での視覚情報は、画像、グラフということになります。
以前の私は、とりあえず書いておけば良いだろうとしておりました。
恥ずかしいのですが、本業で、当時SNSに載せる用に作った画像との比較を例にしてみます。


どうでしょうか?
飛ばし読みする中でも、少しでも印象に残るのでないかなと思います。
これらの画像はCanvaを使って作成しました。
私のようなド初心者でも使いやすいサービスですので、何を使うか迷われている方はぜひご利用ください。
2-2.文面で活かす:イメージも視覚情報

実は、頭の中でイメージすることも視覚情報になるそうです。
思い返せば誰もが実体験としてあることで、
- 小説で想像を膨らます
- 食レポでの例えで味を想像する
等々…
落語家さんのお話や、話が上手な人は、
相手の頭の中にイメージさせることが得意なのです。
例え話を使った時に目の前の相手が、
眉を上げて目を見開き、「なるほど💡」と手をポンッと叩くように、
頭の中で情景として浮かばせるようにするのです。
今、イメージ浮かびましたか?
私もうまくできているでしょうか(笑)
会話の中では、
- 例えば・・・
- 簡単に言うと・・・
- ・・・みたいじゃない?
というような感じです。
慣れるまでは慣れが必要だなとは感じています。
私も絶賛訓練中です。
3. まとめ
メラビアンの法則は、ただ「見た目を気をつけよう」という表面的な話ではなく、
“相手に伝わる表現”をどうデザインするか
という本質的な力です。
この力は、仕事・人間関係・日常のあらゆる場面で信頼を得るために大切な要素です。
あなたの「伝える力」は、今どこに一番偏っていますか?
少しだけ視覚情報や話し方を意識してみるだけでも、毎日のコミュニケーションは変わります。
ぜひ、明日から「伝え方の見直し」を始めてみてください。
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