”質” vs ”量” 『まずは量をこなせ』が最強な理由

仕事のこと

何かを始める時、
「どうしたらもっと上手くできるだろう?」
「もっと効率よく進める方法はないかな?」
そんな風に考えたこと、ありませんか?

でも、考えすぎて…
「何から始めればいいか分からない」
「失敗が怖くて、動けない」
そんな悩みにハマること、あると思います。

実は、効率厨の私も、ずっとそうでした。
でも、このブログを始めてから、
あることに気づいたんです。

それは、
「どれだけ質や効率を求めても、
 最初はうまくいかない」
ってこと。

つまり、
「まずは、質より量」
ということ。

今回は、
なぜそう言えるのか?
どこまで量をこなせば良いのか?
そこを共有していきます!


結論

質を求めるなら、まずは量をこなすこと。

「質」は、改善を繰り返すことでしか 向上しない。

「質が高い」とは何か?
その答えも、実際に量をこなしてみなければ 見えてこない。

完璧を求めすぎると、かえって成長のスピードを落としてしまう。

その悩みを解消するためにも、まずは「量」をこなしてみよう。


最初から「質」を求めると、動けなくなる理由

「どうせやるなら質高く、効率よくやりたい!」
これは、私自身もよく思うことです。

しかし質や効率を考えれば考えるほど、
「もっと上手くやる方法はないか?」
と、情報を集めたくなりますよね。

でも、
まだ何もやっていない段階で「正解」を探しても、答えは出ないんです。

なぜなら、比較する「経験」がゼロだから。
良し悪しを判断する「自分の基準」がまだ育っていないからです。

そしてもう一つ。
完璧主義になってしまうことで、
そもそも「量」をこなすこと自体ができなくなってしまう、
という問題もあります。


なぜ完璧主義は『行動のハードル』を上げてしまうのか?

「完璧にやらなきゃ」と思うほど、
行動のハードルはどんどん高くなります。

気づけば…

  • 準備ばかりして、なかなかスタートできない
  • 「もっと良い方法があるはず」と考えすぎて、手を動かせない
  • 理想が高くなりすぎて、「自分には無理かも」と諦めてしまう

この原因は何なのでしょうか?
それは、私たちが完璧主義に陥っているからです。


現代は”完成品”で溢れている

私たちは無意識のうちの完璧主義に陥っています。

これ、SNSや広告、成功者の発信を見ていると特に陥りやすいんです。

なぜなら、私たちが目にするのは、
すでに完成された「成功の瞬間」だけだから。

例えば、

  • SNSでのベストショット
  • プロのデザイナーが達が手掛けた広告
  • 成功者たちの秘訣

世に出回るようなものは、
ほぼ、その道のプロが手掛けたものであるため、
私たちは自然と
「これぐらいじゃダメだ」
「もっと質を上げなきゃ」
となってしまう節があるはずです。


SNSでは見えない『本当の努力』とは?

InstagramやX(Twitter)、YouTube、広告…
どれを見ても、目に入るのは洗練された投稿や、成功している人の姿

でも、その裏には、

  • 何百枚ものNG写真があるかもしれない
  • 無数の失敗が積み重なっているかもしれない
  • 膨大なチャレンジを繰り返して得られた結果なのかもしれない

きっとそんな見えない努力を積み重ねているはずです。

でも、私たちは「完成された一面」しか見ていません。
だからこそ、「最初から完璧にやらなきゃ」と錯覚してしまうんです。

でも、そんなことはない。

最初から完璧にできる人なんて、いません。
どんな成功者でも、必ず「量」をこなしてきた過去があるんです。


なぜ改善を繰り返さなければ成長できないのか?

皆さんも”質より量”の経験があるはずです。

例えば、

自転車に補助輪を外して乗れるようになるときも、

リコーダーなどの楽器の練習も、

スポーツやダンスの練習も、

失敗を通じて、初めて改善点に気付けるのです。

経験を積むことで、何が良くて、何がダメなのかの
「自分の基準」が作られるのです。

これが最初から質を求め、行動するまでに時間がかかれば、
改善して成長する機会も損なわれます。


完璧主義を手放した瞬間

👇完璧主義で効率厨の失敗談です。

以前、仕事でポップ作りの担当となり、
「今までよりも圧倒的な成果を出してやる」
と意気込んで、時間をかけて1枚完成させたんです。

結果は、見せた瞬間に突っぱねられました。

「なんか違うんだよな」
「伝えたいのはこれじゃない」
「時間ないからすぐ作り直して」

そう言われてショックでした。
デザインについて全く未経験だった自分なりに、
色の意味やポップ作りの勉強をして手塩にかけたつもりでした。

この話、どうでしょうか?
そもそも、仕事のやり方として、
「方向性の確認」「進捗の報告」が抜けていました。

しかし、当時の自分は、
「度肝ぬいてやろう!」
「一発で決める。失敗は許されない。」

そのように考えていたのです。
完全な完璧主義で、承認欲求の塊ですよね。

それから、適時方向性の確認をしながら、
改善を繰り返していくようになりました。
とても評判の良いポップができるようになったのです。

そこで気付けたのです。

100点を1つより、
60点を10コの方が、成長が早いのです。


量をこなすためのアクションプラン

ここまで読んで、「確かに、まずは量をこなすことが大事なのは分かった。でも、どうやって?」と思ったかもしれません。

そこで、完璧主義を手放して「量をこなすモード」に入るための 3つのシンプルな行動 を提案します。

1. 完成度60%でOKと決める

「とにかく作る」「とにかく出す」を意識して、
完璧を目指さないことを最初に決めましょう。

目標は「最高の1つ」ではなく、「それなりの10個」です。

アクションプラン
ブログなら、「細かい表現の調整」は後回しにして、まず1記事書いて公開する
✅ SNSの発信なら、「反応が悪くてもいいから、とりあえず投稿する」
✅仕事なら、60%でも方向性の確認を取ってみる


2. 期限を決める

完璧を求めると、ダラダラと時間をかけがちです。
そこで 「〇日以内にやる」と期限を決めること が重要。

締切があると、ムダに悩む時間が減って行動が加速します。

アクションプラン
✅ 1つの作業に「○時間まで」と制限をつける
✅ とりあえず試験や大会に申し込む


3. 失敗したら「改善するものが増えた」と考える

完璧主義の一番の敵は 「失敗=ダメなこと」 という思い込み。

でも実際は、失敗こそが次の改善につながります。

ポップ作りの話と同じで、
100点の1つより、60点を10個作るほうが圧倒的に成長が早い んです。

アクションプラン
✅ 「この方法じゃダメだった」が分かれば、1つ前進と捉える
✅ 「やってみたけど違った」と分かるだけでも成長していると感じる


✅ 読者へのラストメッセージ

「まずは、やってみよう!」
ここまで読んだあなたなら、もう分かっているはずです。

最初からうまくやる必要はありません。
完璧を求めるのをやめて、とにかく「まず1歩」を踏み出してみませんか?

今日からできることを、1つ決めてみてください。
そして、「失敗してもOK」という気持ちで、まずは量をこなしてみましょう!

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