また今年も、なんとなく過ぎ去っていきそう…。
『変わらなきゃ』と思いながらも、現実の忙しさや不安に流されて、結局は何も変えられなかった
――そんな思いを感じたことはありませんか?
もしかしたらバックミラー症候群かもしれません
今こそ変わりたい人に、自分がどん底から変わってきた経緯も含めて共有していきます
バックミラー症候群とは?
バックミラー症候群とは、過去の失敗や後悔にとらわれることで、前に進むことが難しくなってしまう心理的な状態を指します
この名前は、車のバックミラーに映る「過去の景色」ばかりに気を取られ、
進むべき「前方」へ注意が向かなくなる様子に例えられています
つまり、過去の自分を基準にして物事を判断することです
例えば、
- 「私はこういう人間だから、チャレンジできないだろう」
- 「本当は転職したいのに、失敗が怖くて一歩が踏み出せない」
- 「やりたいことがあるけど、以前失敗したから進めるのが怖い」
等々…
思い当たる節があるのではないでしょうか?
自分も以前はこの思考法だったことがあります
私の体験談 – 過去に囚われた日々
私自身も、かつては過去の失敗ばかり思い返してばかりで、新しい一歩が踏み出せない時期がありました
特に高校生の頃、1度の失敗から逃げ続けた人生を送っていました
詳しくはこちらの記事に『逃げ続けた人生』を晒していますので、ぜひご覧ください
いつもいつも『失敗したらどうしよう』という思いが頭から離れませんでした
私も、高校生の頃に一度大きな失敗をして、それが今でも心にずっと残っています
『自分はこういう人間だから』って、挑戦する前に諦めてしまうクセがついちゃっていたんです
授業中はもちろん、クラスメイトに嫌われないように嫌われないように、いつも周りのご機嫌を伺って、なるべく目立たず角が立たないよーうに過ごしていました
当時、とっても窮屈だったなと思います
専門学校時代の研修先や、初めての就職先でも、2度と怒られないように周りを気にしていました
状況は以前と違うはずなのに、過去の自分に囚われて、自分には向いていないとか、自分にできるわけがないと判断していました
過去の自分を基準にしては、できないのは当たり前です
今の自分にできないからこそ、チャレンジするのであり、そうでないと成長はしていけません
そのことに気付けたのはだいぶ後、初めての職場を辞めてからでした
バックミラー症候群から抜け出すための4つのステップ
自分が「失敗したらどうしよう」「何となく不安」から抜け出せたときにやっていたことを振り返り、皆さんに共有していきます
4つのステップにしてみましたが、1回切りでやり遂げられることは、最初のステップ以外はありません
残りの3ステップは習慣化していくことで効果が発揮されます
徐々にで良いと思います
過去の自分を変えるのは大変ですからね
1. 過去をリセットするために「書き出す」
まずは、後悔や失敗を一度書き出してみましょう
これは、過去の感情を可視化し、整理するためのプロセスです
書き出すことで、思考が頭の中で巡り続けるのを防ぎます
自分は何に失敗して、何を恐れているのか、ノートにペンで書き出してください
この時どうしても表面上の自分が邪魔してきますので、自分に、
「どうせ誰にも見せないんだから、ノートにぐらい素直に書き込もう」と言葉にするか念じてみてください
自分はこの言葉をかけるだけでだいぶ違いました
最初は自分にも人見知りしているのか?と思うぐらい上辺の答えしかでてきませんでしたが、徐々に自分に素直になれると思います
最初の一歩が一番大きなハードルですですが、ぜひ試してみて下さいね!
2. 小さく小さく新しいことをしてみる
過去への囚われから抜け出すためには、新しいことをしてみるのをお勧めします
本当に小さなことからで良いです
- いつもと違う道で帰ってみる
- 行ったことないお店に入ってみる
- 食べたことない料理を注文、買ってみる
少しずつ少しずつ、チャレンジすることに慣れさせていく
失敗しても大きなダメージが無い物事から取り組んでみると、変化すること自体が怖くなくなってくる印象です
よく自己啓発系には、コンフォートゾーンを広げるとか、小さな成功体験を積むと載っていたりしますが、自分はこんなレベルでも広がっていたのを感じてます
そして、その日でも今週でも、自分がやった小さなチャレンジを振り返ってみると、成長している確認ができて、やるじゃん自分!と嬉しくなりますよ
3. 大きな目標よりも、今やれることに集中する
未来に大きな変化を期待する前に、今日の小さな一歩に集中することが大切です
いきなりスケールの大きい話になってしまいましたね
つまり、先のことを考えすぎたら不安になってしまうということです
『バックミラー症候群』の方は、特にそうです
過去の自分を基準に考えていたら、未来はその延長線上しかありません
それでは明るい未来は見えづらいので、良い気分にもならないでしょう
それが、「何となく不安」「このままではいけないのはわかっているけど…」に繋がってしまっています
2ステップ目の小さな変化を起こし続けることに集中してみることをオススメします
自信がついてくるまでは、今やりたいこと、今やれることに集中して取り組んでいくと、目標というものは徐々に見えてくるものです
少なからず自分はそうでした
4. 人生の目標を見出す
ここまでできれば、もうバックミラー症候群とはおさらばです
過去の自分を基準にするのではなく、未来の自分を基準にチャレンジしていくことで成長し続けていくことができます
そうすれば、自分の可能性に目を向けられて、『本当にやりたいこと』が見出せます
以前の自分にはこんなこと信じられませんでした
キラキラしてんなぁとか、そんなこと見つけられる人は特別だと思っていました
そんなこと、ありません
自分でも見つかりました
本当にやりたいこと、人生の目標と聞くと壮大に聞こえますが、日々のやる事に集中していたら自然とその方向に向かっていました
ゴール地点というよりも、進む方向が見えたというのが自分の感覚です
自分はいつの間にか見えていたので、焦らなくても良いと思います
ここで、自分がどのように見つけたかのお話しも書いていきます
私が変われた瞬間 – 「未来に目を向けることができるまで」
ここから自分語りですので、読み飛ばしていただいても構いません
同じ悩みを抱えている方に、1つでも共感できることがあれば幸いです
先述の通り、以前の自分は完全にバックミラー症候群でした
1度の失敗でから逃げて、そこからまた逃げて…を繰り返していました
高校時代から今の職場に就職するまでは人生のどん底と言えます
重ねてになりますが、『逃げ続けた人生』はこの記事に載せています
失敗だらけでしたので、もちろん自身は持てず、自分には無理、自分はこんなもんと諦めていました
周りに流されて着いていき、自分で決めたことなんてほとんど無い為、思い出もあまりありません
鬱になり、前職を辞めて、2回目のニートになった時に、
ようやく自分と向き合う時間を取りました
変わり始めたのはここからです
「自分は何をしたいのか?」
「自分は何が嫌なのか?」
こんなこと、今まで考えたことはもちろん、ノートに書きだすなんてことをしたことはありませんでした
始めは全く答えは出ません
今まで、正解がある問いにしか答えていなかったですし、自信がないので、答えっぽいものが出ても確信は持てませんでした
ステップ1の【過去をリセットするために「書き出す】です
ただ、幸いニートですので時間はあります
ブラック企業で働き詰めでしたので貯金も少しありました
そこで色んなことをやってみてます
自分がやりたい遊びからです
何も生産的なことではなく、やってみたいこと行ってみたい場所から
これがステップ2【小さく小さく新しいことをしてみる】となりました
色んな経験をしてみると、やってみたいことが思いつきます
良い気分でいる時って、次はどんなことやろうか?次はどこ行こうか?とワクワクしますよね
そして、自分と向き合っていくのを繰り返していくと、自分の本音が見つかりやすくなります
やりたいことやっているときは集中してますし、先のことなんて考えていませんから、不安も感じなかったですね
そうやって自分に向きあっていく内に、目標や本当にやりたいことが湧いてくる
ある日、というより徐々に『自分はこれをしている時が気分が良いんだな』『これを目標としているときはワクワクしているな』と感じることが増えてきます
振り返ったときに、点と点が線になる
自分はそうやって気付くことが出来ました
最後に:今ここから一歩を踏み出してみよう
色んな経験をしてみて点を増やし、自分と向き合う時間を取り、線となる
そこに気付くには自分との対話をするしかありません
周りは知らないし、教えてくれないし、ネットには載っていません
変わりたいと思った今が、その一歩を踏み出すタイミングです
本当に小さな一歩からで良いのです
5分だけ、考えてみる
ノートの端にちょっと書いてみる
心の余裕がある時を待って、やってみる
とりあえず、それぐらいでも良いんです
踏み出したら、どうか自分を褒めてみてください
どんなに小さくても、過去の自分よりも進んでいます
過去の失敗は変えられません
自分はあの寝坊を変えることはできませんし、逃げ続けた人生がある事実は変えられません
しかし、それがあったからこそ今、明るい未来が見えていると意味付けができています
それも、今振り返ってみればの話です
小さな一歩も繰り返していたらいつの間にか変わっていました
過去に囚われず、未来を見据えて今一歩を踏み出してみませんか?
あなたはどんな小さな一歩から始めますか?
何か1つでもキッカケになれば嬉しいです
一緒に成長していきましょう!
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